洞爺湖サミットが残したものは?
サミットが終わりました。ガソリン、穀物の高騰、切迫した環境問題に福田内閣が議長国としてのイニシアティブを取れるかが問われたサミットでしたが、「つつがなくてよかった」反面、「何が決まったの?」というところです。
ガソリン価格については、かつてのオイルショック時に発揮されてきたような力や政治力は、米国にもドルにもないことが明らかになりました。さらに経済のグローバル化はサブプライムローンの問題に留まらず、原油や穀物高騰の解決への道筋をいっそう困難にしています。穀物価格高騰の原因がバイオエネルギーの影響なのか、投機がもたらしているのかも明らかでなく、今や、経済は政治の手に負えなくなっている現状が見えてきました。G8の首脳はその前で力なく、例年通りに集まっただけのようにも思えます。
環境問題に限って言えば、2050年までに、米国も含めてCO2を50%削減する長期目標の設定がなされた成果は大きいと評価されています。しかし、具体策となると環境産業がもてはやされ、自然エネルギーの普及や国家間の経済格差、エネルギーを大量に消耗する生活スタイルの見直しなどについては置きざりになっているといえます。(この点では、発展途上国に見習うべき点も多いはず)
また、原発推進とCO2の地下への封じ込め技術などが浮かび上がっていますが、核廃棄物の管理、地震、災害時を考えた場合に核の世界への拡散が、本当に人類に明るい未来をもたらすのか疑問です。また、CO2の封じ込めも核廃棄物と同様、未来に負の遺産を残すだけではと危惧されます。
問題を先送りにした新技術にお墨付きを与えたサミットではないかとさえ思われます。
そういえば、ドラえもんの漫画に、宇宙にゴミを捨ててたら、ある日、全部地球に降ってくるというのがありました。なんだか似ていると思いませんか?
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