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安倍首相の手記を読んで

 連休中に、文芸春秋に掲載された安倍首相の手記を読みました。こんな事態になっても、全く変わっていない。手記など掲載しなければよかったのに、、という思いです。

1、参議院選挙後の続投判断についての認識。

  持病も含めて、来るべきストレスに耐えるかどうか、最大の判断をすべき時に判断を誤ったことを認識していない。「ここで、小泉総理から引き継いだ路線を変えてはいけない」とあるが、小泉首相でなくても一定の改革は、財政的に せざるを得なかったというのが多くの学識者の見解。行き過ぎについては議論噴出中。

2、政策の誤りに対する認識

  国民から支持を得られなかった「憲法改正」に未だにこだわり、イラク特措法への固執は、今の福田内閣の支持率低下の理由でもあるように、全く、支持されなかった実態に目が向いていません。自分の頭の中だけで考えた(?)理想で政治をする人なのですね。「政策において、はっきり自らめざす国家像を示した。」とあるが「美しい国」は、結局、何が美しいのかわからなかった。「憲法改正」も何のために、なぜ今必要か示されなかった。しかし、教育基本法の改正、国民投票法案など、強行採決の禍根は大き過ぎる。

3、選挙戦の危機感の欠如に対する反省のなさ

 「追い上げていた実感はあった。???」「補助金不正受給そのものは許されるものではありませんが、当時の「政治とカネ」の問題の報道は、今とはだいぶ様相が違っていた。」??

 手記を読むと、一貫して小泉改革の痛みを実感した市民感情の中で、政治とカネの問題が噴出してきたこと、重点政策が決定的にずれていたことなど、本当に下々の関心事を知らないという「育ちのよさ」がにじみ出ています。飛び切りの血統を持った世襲議員だからなのでしょうか?安倍氏は、自民党の選挙総括を読んでいないのではないかと思います。すべて、安倍首相を押したて、続投を認めた自民党に責任はあるのです。

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