私たちは、まだ、大本営発表のニュースを聞いているのか
10月3日、開港記念会館で、東京大学教授の藤原帰一さんのお話を伺いました。外交に詳しく、特にフィリピンとの交流葉専門と聞いています。
アジア外交という概念は、日本固有の概念で日本帝国主義に通じるものとし、始めから、がーんと頭をたたかれた感じでした。「アメリカの関心はもう、極東アジアに移っていて、特ににイランとの緊張関係に向いている。日本の基地も意味がなくなってきていて、アメリカの傘下で日本がこれからも守られるということはないし、安全保障条約の議論が必要になってくる。」
今、日本は、テロ特措法で、アフガニスタン支援のために海上での給油活動を行っていて、11月の期限をめぐっては、自民党と、参議院選挙で大勝した民主党との対立しています。藤原さんは、「治安維持に武力が必要なことは否めない。マスコミの報道で、「国連に感謝されたからといいますが、あまりにも少ない情報で議論しないで欲しい!国連での議論は、マスコミでは、ほんの一端しか報じられていない。」と歯がゆさを語っていました。
日本が、国連で多大な財政支援をしているにもかかわらず感謝されていないとしてサマワに自衛隊を送ったけれど、あの時は、国連では軍を送っている国名を列挙して謝辞を述べたのだから、日本が入らないのは当然。それまでの日本の経済支援は十分感謝されていたのに事実が全く伝わっていない。
また、中国については、軍事力を持ったから、発言力が増したのではなく、上昇する中国経済力がものをいっている。~とひとつひとつ事実を挙げ、言葉を選びながらアジアの情勢をお話してくださいました。
国連での議論についても確かに情報はあまりに少なく、私たちは、マスコミの「大本営情報をもらって判断しているのではないか」とハットさせられました。
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